(1) の 3 次方程式ができれば, (2) はそれを解くだけであり,解くだけなら素直な問題といえるでしょう.しかし,このときの東北大の講評は次の通りです.
• 全体として成績はやや悪かった。問題をすなおに理解して計算が実行できたかどうかで得点は大きく割れた.
• 細かい間違い、たとえば、計算の際の符号、整数係数という問題の条件の見落とし、などの間違いが多く見られた.
• 正確な論述を欠く答案も多かった.
あまりよい出来ではなかったようです.
解くだけで止めないで,どこからこの式 (∗) が出てきたのかも考えておきましょう.
これは考えて思いつくようなことではありません.カルダノの方法を鑑賞してください.